MikuMikuDance 超初心者向け講座1 DL編
MikuMikuDance 超初心者向け講座1 DL編
MMD初歩の初歩の人向け内容です
躍らせるための必須事項のおさらいです。
実際に動作させるまでの過程をまとめてあります。
初心者というか、初心者以前の初MMDの人にむいている内容です。
MMDはWindows用のソフトウェアです。
パソコンがないとMMDは使えませんのでご注意ください。
新型ノートPCでは起動しないことがあります
どういうこと?
新型CPUの内蔵グラフィック機能はDirectX9のサポートが切られているようで、
MMDの起動条件を満たせず正常な表示ができない可能性があります。
ノートだけなの?
CPUからの映像出力しかできないノートPCは代替手段がありません。
グラフィックボードが搭載されたゲーミングノートは一部を除き動作します。
動作するグラフィックボード
- NVIDIA GeForceシリーズ : 例 GeForce RTX 4070 , GeForce GTX 1660
- AMD Radeonシリーズ : 例 RADEON RX 6700 XT
動作しないグラフィックボード
- Intel Arcシリーズ : 例 Intel Arc A770
デスクトップ型の場合は、
動作するグラフィックボードをPC本体に搭載することで動作するようになります。
自分のPCがDirectX9に対応しているか調べたい
TechPowerUp GPU-Zを起動してAdvancedタブを開き、
DirectX 9を選択して” Adapter not found “が表示されたら対応してません。
準備するもの
- パソコン (可能であれば高性能PC)
- MMD本体 : このページで解説してる項目だよ!
- モデルデータ
- モーションデータまたはポーズデータ
- 音楽 (必須ではない。なくても問題なし)
- MMEffect
MMD本体
MMD公式サイトからDLしてください。
4種類のMMDファイルが配布されています。
1.4 MikuMikuDance (64bitOS Ver)をダウンロードしてください。
- 1.1 MikuMikuDance
- 1.2 MikuMikuDance ( Multi-Model Edition )
- 1.3 MikuMikuDance ( DirectX9 Ver )
- 1.4 MikuMikuDance ( 64bitOS Ver )
なんで64bitOS Verなの?
気になるなら後述されてますので参照してください。
MMD本体の違いを知ったところで何にも得しないので、
ダウンロードできるMMD本体についての項目はスキップしてOKです。
ダウンロードできるMMD本体について
MMD本体には4種類ありますと説明しましたが、
こちらでは特に知らなくてもいい本体についての詳細説明です。
- 初期にリリースされたバージョン
- あにまさ式初音ミクのみ使用可能
- MMEに対応していない
- 解像度が高いモニターを使うとそもそも起動すらしない
2048×1536までなら起動確認。おおむね2Kまでが限界。
- 中期にリリースされたバージョン
- MMEに対応していない
- 後期にリリースされたバージョン
- MMEに対応
- 32bit windows用
現在のPCはほぼ64bitのため基本使用しません
- 後期にリリースされたバージョン
- MMEに対応
- 64bit windows用
- 現在のPCで使用するのに一番適したMMD本体
32bitと比べてマシンスペックの最大上限値が高い。
32bitの限界とされるメモリ上限(4GB)を超えて使用できます。
32bitより一度に大量のデータを64bitでは処理できます。
4つの違いをざっくりまとめました。
4つのMMD本体が配布されてはいますが、
現在では「 1.4 MikuMikuDance ( 64bitOS Ver ) 」しか選択肢はありません。
古いPCでどうしてもやりたいっていう人は、
マシン環境に合わせて1.1 ~ 1.3を使ってください。
DLしたMMDを使用できる状態にする
ダウンロードしたファイルは圧縮されてます。
必ず解凍してからMMDを起動してください。
MMDに限らずモデルデータも解凍された状態でないと正常な動作はしません。
圧縮?展開(解凍)?なんだそれ?
みたいな人は動画でどんなものなのか見るのが手っ取り早いです。
エラーが出てMMDが起動できない場合
MMD起動に必要なライブラリがPCにインストールされていません。
MMD公式サイトの「 ※エラーが出て実行できない場合~ 」に記載された、
ランタイムをインストールしてください。
具体的には以下の3つになります。
・ Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ(x64)
・ Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ(x64)
・ DirectX エンド ユーザー ランタイム
MMD公式サイトからダウンロードしてください。
セットアップエラー
Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ(x64) をインストールしたあとに、
Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ(x64) をインストールしようとすると、
エラーが出ます。
文字通りの意味で、
Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ(x64) よりも新しいバージョンが、
2008 再頒布可能パッケージ(x64)に含まれているようで、
Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ(x64)は不要です。
DirectX エンド ユーザー ランタイムについて
DirectXのインストールは途中へんな選択肢が出て、
初心者にはわかりにくいので画像を使った説明になります。
全く同じとおりにやる必要はありませんので、
自分のわかる箇所は適当に変更しながらでも構いません。
まずはデスクトップにtempという名前のフォルダを作成してください。
tempでなくてもいいんですが、ここではtempにしてます。
directx_Jun2010_redist.exeを起動すると何やら怪しい画面が出ます。
これはダウンロードしたファイルの一時作業場所の指定です。
Browseボタンを押し、
デスクトップに作ったtempフォルダを指定してOKボタンを押します。
いろんなファイルがtempフォルダに展開されます。
DXSETUP.exeがインストール用の実行ファイルです。
ダブルクリックして起動してください。
DirectXのセットアップが開始されます。
設定確認
出力サイズの確認
動画・静止画の出力する大きさを設定します。
出力サイズが大きければ大きいほど、
高画質となりますがPCの負荷は増えます。
メニューバー → 表示 → 出力サイズ(O)
初期値 : 640 x 360
推奨値 : 1920 x 1080
初期値はアスペクト比で4:3となり昔のテレビ規格です。
現在は1920×1080サイズである16:9の横長画面が主流。
PCモニター、テレビも今は横長です。
横長画面に合わせた画面サイズで出力してください。
PCのマシンスペックに余裕があるなら4K(3820×2160)がおすすめ。
PV制作キットによっては出力サイズが指定されていることがあります。
指定されている場合は、指定値に変更してください。
超初心者向け講座シリーズ
MikuMikuDance 超初心者向け講座2 MME導入編
MikuMikuDance 超初心者向け講座3 ファイル読込編
MikuMikuDance 超初心者向け講座4 FAQ
初心者向き書籍
MikuMikuDanceでPさんと呼ばれる本
製本版は廃刊となっていますが、電子書籍版は購入可能。2010年発行時点の資料のため、若干今とは異なる部分がありますが基本的な操作方法は同じです。